肝心なときに
熱をだす

 
 

幼いころは
遠足のまえだとか

風邪をひきたくないときも
ひきたいときも…

 
 
なんて 単純で
それでいて単純のなかに 複雑も混じった
暴れん坊な 身体

 
 

今日ほど 熱があるのを
悔しく思ったこと
あっただろうか


熱を下げる風邪薬を飲んで
夜になったら 目覚めてしまって
  
 

でも 風邪のときは
身体のみならず
こころもまた 弱るのだ


不安がたくさん 降りかかってきて
おおきな塊になって
 
 
それに 押し潰されぬよう
ことばを紡ぐ


だいじょうぶ ?


だいじょうぶ

 
 
なにも考えない ことほど
難しいことは ない

 
ただ
じっとしていよう

 
だいじょうぶ