●それは幼い頃、聞いた話である
 春になると、植物が一気に芽を出し花を咲かせる
 そのために、エネルギーをたくさん使う彼ら、
 わたしたいから力を奪って成長するから
 春になると人は、眠くなり身体はだるくなる
 
 
 


 もしかしたら、冗談交じりに言っただけかもしれない
 誰だったか、大人のひとに聞いたその話
 木の芽症候群 みたいな名前を言っていたような・・・
 または、想像屋のわたしのこと、聞いた話を大きく広げて、
 じぶんの成長とともに事実に変えてしまっただけなのかもしれない
 
 だけれども、一理あると思う
 だからいまも信じている
 
 夕方にいつもの公園に行ったら梅は散り、河津桜が満開だった
 夕日にススキは黄金色に、水面はオレンジ色に
 池の周りで鴨がスイスイ泳ぐ
 いい気候だ
 
 花が彩りを添えた、春の公園

  
 
  
●きのう、郵便受けにお届きものがまたひとつ
 金沢21世紀美術館のお土産だ
 
 
 

 金沢、いつか行ってみたい
 うろおぼえの記憶だけれど、和蝋燭がたくさん売っていそう
 現地の工芸品も見たい
 近いようで遠い、石川県